095-848-2938

せいぶれいえんコラム

2026/04/20
第138回 「お墓のシミ対策」

 

こんにちは、西部霊苑です。

お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
春になりあたたかな日差しや景色が楽しく感じられる時期が訪れました。
こうした陽気の中、休日にお墓参りとお掃除を考えられている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「お墓のシミ対策」についてお話させていただこうと思います。

 

【墓石のシミに注意】

お墓はご先祖さまの安らかな眠りを祈るとともに私たちの心にも安らぎを与えてくれる大切な象徴です。
常に綺麗な状態を維持していただきたいと思いますが、お墓は繊細な面もあるため、汚れがシミになってしまわないよう注意が必要です。
石というものは一見、とても硬く密度の高い変質しにくいものに感じられますが、それでも石というものは細かい粒子の塊で、微小ながらも水分などの浸透が起こります。
また墓石でよく使われる御影石(花崗岩)は鉄などの金属が含まれているため、表面の付着汚れを長期間放置していると、この金属成分が錆びるなどし、色の変化など悪影響が起こることもありますので注意が必要です。

 

【墓石のシミにつながりやすいもの】

そうした繊細さのあるお墓の石材にとって長期間放置に注意が必要な汚れなど、注意が必要なものをいくつか紹介させていただきます。

 

■鳥のフン
鳥のフンに含まれる酸性成分は色シミの影響などの原因になります。
鳥のフンが付いてしまった場合、傷にならないように柔らかい布などで水拭きをします。汚れが取れにくい場合は重曹などを使い、使用したあとは重曹が残らないように水を多めに使いしっかりと洗い流すようにします。
また掃除の際には私たちの衛生面にも注意が必要です。
マスクの着用やお掃除の後にしっかりと手洗いをするなども 心がけてください。

 

■苔
苔が水分を含むため、苔が付いた状態で長く放置してしまうと石材の風化を進めてしまい、シミの原因になってしまいます。
日陰になるような場所や梅雨など苔が生えやすい時期の後などにはしっかりとお掃除をするようにしましょう。

 

■ほこり・花粉
ほこりだけでなく花粉にも注意が必要です。
こうした細かい粒子のものが付着した状態が長時間続くと、雨でどんどんと 固まっていき、のちのち汚れを落とすのが大変になってしまいます。
定期的な通常のホコリのお掃除はもちろんのこと、春や秋の花粉シーズンの後には付着している花粉汚れのお掃除も気がけて行うようにしましょう。

 

■お酒
お酒に含まれる糖分はカビの原因になってしまいますので、お参りの際にお墓にお酒をかけないようにしましょう。
また墓石の粒子の隙間の穴に浸透してしまい、ここにカビが生えてシミになってしまうと除去するのが大変困難になります。

 

■金属の錆び
お墓に錆びる金属の器や飲み物の缶などを長期間放置すると錆びを帯びた水分などが墓石に浸透し、色ジミになって残ってしまいますので、お参りの際には直接墓石に置く形で飲み物の缶をお供えしたり、長期間置きっぱなしにしないように注意してください。

 

■洗剤
お墓のお掃除にはお墓専用の洗剤を使うようにしましょう。
一般家庭用の成分の強い洗剤を使ってしまうと、墓石の色抜けによるまだらシミなどが起こってしまいます。
お墓専用の洗剤はこうした墓石で使用できるような成分で作られていますので、お墓のお掃除で洗剤を使用したい場合は必ずこうした専用のものを選んでいただければと思います。

 

■金属たわしなど硬い素材の掃除用品
お墓についた汚れを掃除する際には墓石の表面を傷つけないことが大切です。
硬いたわしなどを使用し、表面の光沢がなくなるような細かい傷がついてしまうと、後々こうした細かい傷に汚れがたまりやすくなったり、苔が生えやすくなったりと余計に汚れの原因になってしまいます。
お掃除にはやわらかい布などを使用するようにしましょう。

 

通常のお掃除ではどうしても手がまわらないほどの汚れが目に付くようになってしまった場合は、自分たちで無理にお掃除をしてしまわず、プロの知識のある石材店やお墓専門の清掃業者の方へ相談してみることもよいかと思います。
いつでもきれいなお墓を保ち、日々から少し離れ、ご先祖様に手を合わせておだやかな時間を過ごしていただければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いいたします。

 

バックナンバー

アーカイブ

カテゴリ