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せいぶれいえんコラム

2026/05/19
第139回 「ペットとお墓」

 

こんにちは、西部霊苑です。

お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
ペットは、私たちの心に寄り添ってくれるかけがえのない家族です。一緒に暮らす日々は私たちの記憶に深く残り、お別れの日が来ると深い悲しみを受け、しっかりした供養をしてあげたいと考えられる方も多いかと思います。
今回はそうした「ペットとお墓」についてお話させていただこうと思います。

 

【ペットが亡くなった場合】

ペットが亡くなった場合、ペットの種類によっては届け出が必要なものがあります。猫やその他飼育時に届け出の必要がない動物は死亡届の必要もありませんが、犬の場合は届け出の必要があります。
犬は狂犬病予防法などの面から生前も予防接種や管理の為のマイクロチップ装着の義務があり、亡くなった際もマイクロチップの登録削除の手続きや保健所での死亡届が必要です。
その他ヘビやワニなどの飼養許可が必要な生き物も廃止届が必要になります。
遺体は法律上では一般廃棄物という扱いになるため、自宅の庭に埋葬したり、自治体で燃やせるごみとして出したり、環境センターへの持ち込みや有料での収集依頼を経て火葬することも可能ですが、こうした公共サービスを利用した場合は遺骨を回収することはできません。
愛着あるペットに関してはやはり民間のペット火葬や霊園などの専門の業者に依頼をされるケースが多いかと思います。
ペット専門の火葬サービスを利用する場合、人と同じように顔を拭いてあげ、姿勢を整え、火葬を受けるまでの間に腐敗が進みやすいお腹と背中側をタオルなどに包んだドライアイスなどで冷やしてあげます。
ドライアイスは超低温のため直接ペットの遺体にあて、張り付いたり変色させてしまわないように注意が必要です。
また溶けると気化し、二酸化炭素が発生するので閉所などでの使用は換気など注意が必要です。
ドライアイスは一部のスーパーや氷の販売店、葬儀社などに相談することで入手できます。
ペットの大きさにもよりますがドライアイスは1日5kg〜10kgが目安で、大型犬などの場合は多めに用意しておいたほうがよいでしょう。

 

【ペットとお墓】

先にも少し触れましたが、ペットの遺体や遺骨は自宅の庭などに埋葬する形での供養もすることができます。
最近ではペット霊園などでのペット専用の納骨堂、樹木葬などをされる方も多いようです。
また家族同様に過ごしたペットですので、私たち人と同じお墓に納骨を希望する方もいますが、ほとんどの場合人と同じお墓、墓地に納骨が出来ないのが現状です。
生前のペットは法律上は「物」として扱われ、亡くなった際の遺体は一般廃棄物とされ、遺骨は人を埋葬するお墓や墓地では副葬品として扱われます。
ペットを私たち人のお墓に家族として埋葬したいと思っていても実際は出来ない場合が多く、これは宗教的な理由によることが多いようです。
日本で広く信仰されている仏教では六道輪廻という考えがあり、これにおいて人以外の動物は下の存在として扱われており、ペットと人が同じお墓に入ることは倫理上好ましくないとされています。
そのためペット飼い主自身はそうは思っていなくても、他の利用者への配慮もあり、お寺が管理する墓地は勿論、公営の墓地もペットの埋葬不可のルールが設けられている場合がほとんどです。
近年は考え方の多様化でペットを人と同様に手厚く扱ってくれるペット霊園やペット納骨堂も多くなっているのでそちらを利用したり、敷地に庭がある場合は周辺住民に配慮する形で庭へ埋葬したり、自宅で遺骨を管理する手元供養などもよいでしょう。
またペットの埋葬については樹木葬も人気があります。
さらに手元で亡くなったペットを供養したいということでプランターを利用したプランター葬というものも広がっているようです。
このように人のお墓は墓埋法で都道府県知事等の許可を受けた墓地の場所や火葬場などしか利用できませんが、ペットについてはその点で自由度があると言えます。

 

どうしてもペットと同じお墓に入りたいと考えられる場合は人とペットが一緒に入ることが出来たり樹木葬などを行っている墓地も近年少しずつ出てきているのでそうした場所を探してみるのもいいかもしれません。

大切な家族の一員であるペットですので、亡くなってからも手厚く供養してあげたいものですね。
それでは次回コラムもよろしくお願いいたします。

 

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