せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第39回「改宗について」

せいぶれいえんコラム 第39回「改宗について」

 
こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。改宗する場合のお墓のあり方のついてお話します。
 

改宗を行うケース

 
日本では宗教の自由が保障されているため、信仰する宗教を変えることが出来ます。 改宗をする場合は
・教えに対する考え方が変わったため
・引っ越しなどでお墓参りの都合により檀家となるお寺を変えるため
などいくつかあるかと思います。
合わせてお墓の場所も
・市や町など地域の公共団体、民間運営の共同墓地や霊園、永代供養墓
・お寺の中にある墓地や永代供養墓
などあるかと思います。
それぞれによって改宗によるお墓の管理の対応が異なってきます。
 

共同墓地や霊園、永大供養墓の場合

 
市や町など地域の公共団体によって管理運営されている共同墓地や霊園、永代供養墓の場合、最初にお墓の場所を契約する際に「宗旨・宗派不問」とされている場合が多いかと思います。
その場合、改宗によって管理者に申し出る必要は特にはなく、そのまま利用を続けることができます。
仏教での宗派を改宗する場合、お墓の形状についてはほどんど同じのままでいいかと思います。
仏教からキリスト教などへ改宗する場合、多くの場合は先祖代々のお墓をそのまま使用するようです。
キリスト教の場合遺骨信仰の風習がないため、すでに先祖代々のお墓がある場合、改宗によってお墓もキリスト教式に変えるということは行わないようです。
もちろん新たに建てる場合は、日本の共同墓地にあったキリスト教式のお墓を購入することは出来ます。
 

お寺の中にある墓地や永大供養墓

 
お寺の中にある墓地や永代供養墓を利用していて、
・引っ越しなどで檀家となるお寺を変えることで宗派が変わる場合
・引っ越しなどで檀家となるお寺は変わるが宗派は変わらない場合
・教えに対する考え方が変わったため改宗した場合
などいずれの場合も墓地を管理しているお寺さんに相談をしましょう。
改宗などでお寺の檀家を離れる場合、離檀料としてお寺に収めることになるかと思います。
その後改葬などお墓の場所を移すかと思います。
もし改宗はするものの改葬はせず、そのまま墓地を利用する場合、法要などを行う上で制限を受ける場合もあります。

改宗によりお墓のあり方を変える場合、このように利用している墓地によって異なってきます。
また改葬の場合は「埋葬許可書」「改葬許可証」「受入証明書」なども必要になってきます。
自分だけで分からない場合は気軽に墓地の管理者、お寺さんに相談しましょう。
 

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