せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第26回「手桶の話」

せいぶれいえんコラム 第26回「手桶の話」

 
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。

第26回となる今回は、「手桶」についてお話させていただきます。
 

お墓参りで使用する手桶とは

 
お墓参りをする際、お花やその他お供えものをするとともに、墓石にお水をかけ清めます。
その際のお水を運ぶために手桶を使う場合があります。
手桶やひしゃくは多くの場合霊園などの管理事務所で借りることが出来ます。
また地区にある共同墓地などの場合は、手桶を借りることができないこともあります。
この際、紋などが入ったものは個人で使うために用意しているものになりますので、手桶を借りる場合は紋が入っていない無地のものを使うよう気をつけましょう。
 

用途に合わせた手桶の使い分け

 
手桶の水は主に、お墓の掃除と、ご先祖様や故人の喉を潤すという意味を込めてお墓にかけ水をしたり、お供えのお水をあげることがあります。
作法としてこの2つで手桶を分けると、より丁寧な形でのお墓参りをすることができます。
また、手桶を1つしか用意できない場合、先にお供えの水に手桶をつかう、または掃除には別の水桶を使うとよいでしょう。
 

作法としてのお墓参りの順番

 
今回は手桶についてお話いたしました。
あわせて作法としてのお墓参りでの順番について作法も簡単にお話します。
1.お寺や本殿、霊園の管理事務所、墓地に挨拶や一礼をする
2.手を清め、手桶に水を汲む
3.お墓の周りの落ち葉やこけなどを掃除する
4.お墓にかけ水をする
5.ろうそく、お線香、お供え物などをあげ、手をあわせる
6.ろうそく、お線香の火が消えているのを確認し、お花以外のお供え物を持ち帰る

お墓参りは、ご先祖様や故人の冥福を祈り、私達の近況をお伝えしたりする場です。
手桶のお水の使い方一つから、心を込めて行うようにしましょう。
 

もみじ

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