せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第10回「家族葬儀の話」

せいぶれいえんコラム 第10回「家族葬儀の話」

 
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。

さて、第10回となる今回は、「家族葬」についてのお話をさせていただこうかと思います。
 

家族葬とは

 
家族葬には、まだ明確な定義がなく、家族やごく親しい友人を中心とした少人数での葬儀として一般的には認識されています。 「家族葬」という言葉自体も新語で、以前は「密葬」と呼ばれていた葬儀の内容がもっとも近いものだそうです。
ここ近年では、大切な故人が亡くなった時に、「身内だけで故人を偲びたい」「家族だけで見送りをしたい」「費用を抑えてひっそりと行いたい」という考え方を持つ人が「家族葬」を選択しています。
葬儀の流れは、一般的な葬儀と同じですが、葬儀の内容や段取りの決定はすべて家族が行うので、家族が葬儀の内容を充分に理解することができます。 そして、少人数制であるため、ひとりひとりの想いを葬儀に反映させやすいという利点があります。
 

家族葬儀と一般葬の違い

 
「家族葬」と「一般葬」の違いとはなんでしょうか?
家族葬は、家族・親族・ごく親しい友人など身内のみで執り行います。会葬者も少なく、身内ということもあり、香典の辞退や、会葬礼状も用意しないケースが多いです。
一般葬は、身内はもちろん、ご近所の方や、故人の勤めていた会社の方など、故人と生前に関係のあった方を呼びます。会葬者に失礼のないよう、会葬礼状などの用意も必要です。
 

享年と行年の違い

 
最近は「家族葬」という言葉が独り歩きし、その解釈が人によって違うことにより、予期せぬトラブルが起きるパターンもあります。
高齢化に伴い、職場を引退してから亡くなるまでの時間が長くなるほど、葬儀への職場関係者による参列が減り葬儀の規模は小さくなっていきますが、知らせるべき関係先がある場合には、きちんと連絡すべきでしょう。 連絡を怠った場合、後になって「亡くなったことを知らなかった」と、不満を持たれてしまう可能性があります。 葬儀はやり直しがきかないので、故人にとって良い結果となるよう充分に配慮していきたいものです。
「家族葬」を選択する際には、故人と交流があった方、お世話になった方には、「故人が死亡したこと」、「亡くなった日時」、「家族葬で済ませること」などを伝えておくことが必要です。
最近では葬儀まですべて済ませた後、故人がお世話になった方々に書状でお知らせする事も多くなってきています。
 

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