せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて、第20回となる今回は、「お布施」についてのお話をさせていただこうかと思います。
布施とは、梵語ダーナの意訳で「あまねく施す」「ひろく施す」ことを意味しています。
布施にはお金や物を施す財施(ざいせ)、仏教の教えをほどこす法施(ほうせ)、畏れを取り除く無畏施(むいせ)の三種があるとされ、これを三施(さんせ)といいます。
この布施は、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と言う仏教徒が行う6つ修行法のひとつです。
徳目とされる6項目目を実践することで、煩悩が消えて悟りの世界に到達できると言われています。
現在は、お坊さんへの読経や戒名を頂いたお礼として差し出す心付けを指します。 または、本尊へのお供えをするという考え方をします。
お布施はお坊さんへの読経や戒名への代金ではありませんので、読経料や戒名料という表書きは使いません。
「御布施」や「お布施」などが一般的です。
または何も記入しなくてもいいとされています。
表書きを書く際は、薄墨ではなく普通の黒墨で記入します。
そのままお坊さんへお渡しできますが、地域によっては水引きを使用することもあるそうです。
丁寧なお布施の包み方は
①半紙でお金を包み、中包みを用意します。
②中包みを奉書紙で包み、上包みを用意します。
奉書紙の用意が難しい場合は、白い封筒でもOKです。
購入するときは、郵便番号などが印刷されていない無地のものを選びます。
封筒選びの際には注意が必要で、二重になっている封筒は避けます。
これは「不幸ごとが重なる」と言われているためです。
お金を入れたあと、〆を入れて糊づけしましょう。
中包みがある場合は、中包みに金額、施主主、郵便番号、住所を記載します。
封筒の場合は裏面に記入します。
金額の書き方は、頭に「金」をつけて、旧書体で書くのが丁寧とされています。
例:1万円→壱萬圓 10万円→壱拾萬圓 …など
お布施を渡す時は、手渡しではなくお盆に乗せる形が好ましいとされています。
お盆も切手盆が良いと言われていますが、ない場合は小さめのお盆でも良しとされています。
表書きをお坊さん側に向けて差し出しましょう。
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