せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第2回「墓石の話」

せいぶれいえんコラム 第2回「墓石の話」

 
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。

さて、第ニ回となる今回は、「お供え花」についてのお話をさせていただこうかと思います。
 

お供え花の選び方

 
墓前にお供えする花は特に決まりはないのですが、トゲのある植物や松のように細くて尖った針葉樹なども避けた方がよいとされています。それ以外でしたら、どんな花でも大丈夫ですが、お墓の場合、お仏壇のように毎日お水をかえたりすることが難しいので、長持ちする丈夫な種類の花を選ぶと良いでしょう。
お花屋さんでは、仏様用やお墓花として長持ちする切り花を用意しているところもありますので、お花屋さんで購入する場合は聞いてみましょう。
よく使われるのはキクの仲間ですが、これは種類も多く、彩りも季節ごとに多様で長持ちするという利点があります。 もちろん、故人がお好きだった花でもいいですし、季節や地方の花などもよいでしょう。
墓前が花できれいに飾られているのは、故人を偲ぶ方々がお参りにいらしたという事でもあるので、見た人もとても穏やかな気持ちになりますよね。

<季節にあったお供え花>
春のお彼岸 ・・・ 白や淡い色合いの花
お盆 ・・・ キキョウや女郎花、萩を中心とした花
秋のお彼岸 ・・・ すすきやナデシコ、葛などの花
 

お供え花は持ち帰った方が良いか?

 
お墓花や故人が好きだった花をいつもお供えしていることが好ましいことだとしても、霊苑のルールや頻繁にお墓参りに行ける距離ではない場合は、生花・お墓花をそのまま置いていくことは難しいかと思います。
(霊苑によって、管理事務所がお花の手入れなどの一切を引き受け、お花が傷んできたら処分してくれるところもあります。)
家の中に持ち帰ること自体は問題ありませんが、持ち帰ったお墓花や供物を仏壇にお供えするのはあまり良くないと言われています。
先祖に一度お供え(差し上げた)ものですので、その供え物を仏壇の仏様にあげるのは失礼になる、と考えられているからです。
自宅に洋花などのお花を持ち帰った際は、自宅(先祖や仏様でなく、自分たち用)のお花として飾ると良いでしょう。
 

お供え花

 
大切なことは、故人やご先祖様を敬う気持ちをもってお参りするという事ですよね。 お供え花にこだわられていなかった方もこれを機にそれぞれにあったお花選びにされてみてはいかがでしょうか。

バックナンバー

アーカイブ

カテゴリ