せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回は火葬の際に棺に入れられないものと火葬後骨壺に入れることが出来るものについてお話します。
【棺に入れられないもの】
故人とのお別れをする際、棺に個人の副葬品など思い出の品や故人の旅立ちに際し持っていってほしいと思うものを棺に入れることがあるかと思います。
この際注意をはらわないといけないことが2つあります。
一つが火葬をする際に焼却されるものであるかどうかということです。
火葬は1000度ほどの高温で遺骨を焼くこととなります。
あまり高温すぎると遺骨の形を残すことができず火葬後拾うことができなくなってしまうため、1000度程度での火葬とされています。
棺に入れるものによっては火葬後も形が残ってしまうもの、焼却で有害なガスが出てしまうもの、溶け残ることで火葬炉を傷めてしまうものがあります。
ですので故人を偲ぶものをお別れの際にもたせてあげたいと思われるかと思いますが、棺に入れることができないものというものがありますので注意が必要となります。
具体的には指輪や眼鏡など金属やガラスが使われているもの、化粧用品など鏡が使われているもの、趣味で使われていたゴルフ用品など不燃物が含まれるもの、プラスチックが多く使われているおもちゃ、スイカなど水分の多い果物も入れることはできません。
意外なところで本といった紙の束、大量の折り鶴も焼け残ることがあったり、灰が多く出てしまい火葬後遺骨を拾うことを難しくしてしまうため入れることを避けたほうがよいようです。
次に家族写真などまだ存命の遺族が写っている写真です。
これはまだ生きている人も連れて行かれるという考えから縁起が悪いと思われる方もいるためです。
しかしこれは気持ちの問題ですので、故人にみんなで映っている写真を思い出として持って行ってもらいたいと思われるのであれば、その気持ちを尊重し後悔のないようなお別れができればいいと思いますのでそれぞれの考え方によるものかと思います。
【骨壺に入れることが出来るもの】
火葬後お墓に納骨する際、骨壺には火葬時に入れることができなかった身近な副葬品を入れることが出来ます。
眼鏡や入れ歯、指輪など入れてあげる方は多いかと思います。
基本的に骨壺に入れるものは自由かと思いますが、食べ物やお花といった長期間放置することで腐敗してしまわないものであることは最低限考慮したがよいでしょう。
屋外にあるお墓に安置する骨壺は雨水など水分が入り込むことがありますので、写真などを入れる場合、そうした水分によって写真が傷んでしまうことは十分考えられます。
それを理解した上で入れるのがよいでしょう。
判断に困る場合は霊園やお寺などお墓の管理者に相談してみるとよいかと思います。
故人の冥福を祈り、旅立ちに際しさまざまな思い出の品を持たせてあげたいと思う気持ちは誰しも
強くあるかと思いますが、そうした気持ちは火葬時や納骨以外でも葬儀後のお供えの形などでも表すことができると思います。
こうしたことを念頭に置きながら選んでいたければと思います。
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