せいぶれいえんコラム

2025/05/28
第128回「雨の日のお墓参り」

 

 

こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて季節も進みそろそろ外出にはあまり向かない梅雨の時期がやってきますね。
今回はそんな「雨の日のお墓参り」についてお話しします。

 

【雨の日のお墓参りの注意】

雨の日のお墓参りは足元が滑りやすくなっています。日当たりや景色がよい傾斜した土地につくられた墓地や霊園では、坂道や階段が多くとられていることがあります。また綺麗に磨かれた御影石などが足元にも使われていることもあり、こうした場所は雨の日には滑りやすくなっていますので注意が必要です。
また梅雨の時期は雨によって苔が生えやすくもなっていますので足元には十分注意しましょう。
その他の注意したい点として、暖かくなるとともに細かな虫も出てくる時期となっています。
虫よけスプレーなどで虫対策もしておくとよいでしょう。

 

【雨の日のお墓掃除】

お墓のお掃除では雨の日はその水分で汚れが浮き、お掃除しやすくなっているという利点があります。
しかし足元は滑りやすかったり、雨に濡れてしまうと体温が低下し体調を崩してしまうこともありますので、お掃除は無理のない範囲で行うようにしましょう。

 

【雨の日の法事】

通常の家族や身内でのお墓参りではそれほど気を使うことも少ないかと思いますが、知人などが亡くなられた場合や普段なかなか合わない方も集まるような年忌法要などが雨の日に当たると、気を使う場面の多くなってきます。
屋外でお墓参りや葬儀場など出入りをして雨に合うことが予想される場合、少数で短時間であれば傘で大丈夫であることももありますが、雨が強い場合や参加者が多く、お墓の周りに傘を広げて集まることが大変なことが考えられる場合はレインコートを使用することもよいでしょう。
こうした服装は特に失礼ととられることはありません。
その後会食など室内に集まることが予定されている場合などには足元が濡れてしまうことに備え、替えの靴下やストッキング、水気を拭き取るためにタオルなどを用意しておくとよいでしょう。

 

雨の日のお墓参りでは気を使うことも多くなってきます。また雨の日にはお墓参りはしてはいけない、あまり縁起がよいものではないと考える方もいらっしゃいます。
こうしたこともそれがすべてではなく一例であり、古くからの考えを持たれていたり、陰陽思想の影響からこうした考えられる方もいらっしゃる一方、逆に浄化の雨やご先祖様が喜んでいるとされる考え方のかたもいらっしゃいます。
あまり気にかけすぎなくてよいかと思いますが、土地の風習やそうした思想を持たれている方の参加がある場合などには気を配るとともに、普段のお墓参りは足元などに注意しながら気軽に行っていただければと思います。

 

それでは次回コラムもよろしくお願いします。

 

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