せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第27回「お墓のお手入れの話」

せいぶれいえんコラム 第27回「お墓のお手入れの話」

 
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
前回の手桶についてお話させていただいた中で、お墓参りの際のお墓の掃除について少し触れましたが、第27回となる今回は、「お墓のお手入れ」について気をつけたい点をもう少しお話させていただきます。
 

お墓参りで使用する手桶とは

 
お墓の掃除としては
・墓石の清掃
・敷地内の清掃
・植木や草などのお手入れ

がありますので、掃除用具としては

・雑巾やタオル
・バケツ
・スポンジ
・歯ブラシや手もちのナイロンブラシ
・軍手
・ほうき
・デッキブラシ
・剪定はさみ
・ゴミ袋
などを用意しておきましょう。
 

用途に合わせた手桶の使い分け

 
墓石は建立後数年きれいに見えてはいますが、日々少しずつ空気中の排気ガスなどが積もっていっています。
またカビなども少しずつ見られるようになります。
こうした汚れを長い年月そのままにしておくと、取れないよごれになってしまいますので、やはり定期的にしっかりとした掃除をしたいものです。
 

作法としてのお墓参りの順番

 
墓石は石とはいえ、手荒に掃除をしてしまうと傷がついてしまします。
金属たわしや研磨剤の含まれるスポンジ、または通常のたわしでもあまりにゴシゴシと磨いてしまうと細かい傷が入り、のちのちそこに汚れがたまってしまいます。
まずはたっぷりの水を使いながら、雑巾やタオルなどでやさしく汚れを落とすようにしましょう。
また金属たわしは金属片がでてしまい、その金属片がのちのちの落ちないサビ汚れの原因にもなってしまいます。
台所用などの普通の洗剤を使って掃除をしてしまうと、洗剤の成分が墓石に残り、これがのちのちのシミ汚れの原因になることがあります。
シミや変色を起こしてしまうことがありますので、塩素系・酸性系の洗剤も使用しないようにしましょう。
洗剤をつかって掃除をしたい場合、お墓用として売られている洗剤がありますので、そちらを使うように注意しましょう。
彫刻部分など細かい装飾のすきまの汚れは、歯ブラシや手もちのナイロンブラシを使用すると便利です。こちらも傷がつかないように気をつけながら使用します。
墓石の文字彫刻に金や朱の色を入れている場合、ゴシゴシとこすってしまうと、色が剥げてしまいますので、タオルなどでやさしく拭くだけにします。
 

作法としてのお墓参りの順番

 
その他敷地内はデッキブラシをつかってコケなどの汚れを落としたり、雑草などの除去、植木などがある場合は、生い茂らないように剪定はさみを使ってお手入れをします。
 

その他の汚れにも注意

 
普段のお参りの際にも、汚れの原因になる、
・墓石や石塔にお酒をかける
・ジュース等のスチール缶を置かない
などにも注意するようにしましょう。

墓石は常に屋外においてあるものなので、石の劣化とともに少しずつ汚れていってしまうことは仕方がないことですがご先祖様への気持ちも込めて、定期的に丁寧なお手入れをして、長くきれいに保てるようにしましょう。
 

もみじ

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