せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
第22回となる今回は、お墓などに彫る「家紋」についてお話させていただきます。
最近のお墓ではほぼ全ての方がお墓に家紋をいれています。
しかし、お墓に家紋をいれる文化が一般的になったのは明治以降のようです。
ですので、どうしても家紋がわからないなど、お墓を立てる方のご都合などもあるかと思いますので必ず彫らないといけない、というわけではありません。
家紋には「表紋(おもてもん・ひょうもん)」と「裏門(うらもん・りもん)」などがあります。
「表紋」は一族の家系で使われるもので、お墓にはこちらを使います。
「裏紋」は過去に一族が仕えた主君から下賜されたものや、本家の家紋に丸や角をつけたものなどがあります。 こちらはお墓以外の仏壇や家具、迎え盆や送り盆、着物などで使用している場合があります。
またその他に西日本では「女紋」と言われる表紋から外枠をとったものなども裏紋と同じように使われている場合もあります。
上で紹介させていただいたように、家紋にはいくつかの種類がありますので、お墓で使用するものは、本家のお墓で確認するのが確実です。
もし本家のお墓に家紋が無い場合は、本家の方に聞くのがいいかと思われます。
本家がわからない場合、明治時代などの古い戸籍を取得するなどで本家がわかる場合があります。
難しい場合、本籍地などの同族のお墓で確認するという方法もあります。
その他には縁のお寺で調べてもらったりすることもできるかもしれません。
どうしてもわからない場合は、妻方の紋を借りる、自分で決めてしまうということもできます。
但し、以後はそちらに統一するようにしましょう。
家紋は一般的に卓石(○○家之墓、南無阿弥陀佛などが彫られている部分)を避け、卓石の下になる上台、または水鉢などに入れられます。
その他お墓を囲う門部分に入れる場合もあります。
家紋を彫る場所はしっかりと決まりがあるわけではありません。
また実は墓石の各部の名称も呼ばれ方はまちまちである場合がありますので、相談して確認するようにしましょう。
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