せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて、第18回となる今回は、「お墓参りの作法」についてのお話をさせていただこうかと思います。
お墓参りの作法は、地域性や宗派によっても様々な違いがあり、一概にこの方法が正しいというものはありません。 故人を偲んで手を合わせるという行為自体が大切ですが、基本的な手順や心がけなどを身につけておくと、 自分のご先祖様のお参りだけでなく、友人、知人の方のお墓参りでも安心です。 是非、参考にしてみて下さいね。
お墓参りは基本的にいつ行っても問題ないですが、主な時期としては
・命日(祥月命日・月命日)
・お盆
・お彼岸
上記の節目にお参りすることが多いようです。
また、お墓参りには命を繋いでくれたご先祖様に感謝するという意味も含まれているので、 就職や結婚、出産など人生の節目にも報告を兼ねてお参りすると良いでしょう。
・キレイなタオルや未使用の雑巾
・ほうき
・ちりとり
・ごみ袋
・お線香
・ライター、マッチなど
・お花
・お供え物
必要な物としては、お墓を掃除するための道具とご先祖様にお供えするための物になります。
掃除道具は、環境やお墓参りの頻度に応じて対応しましょう、草むしりが必要な場合は軍手や草刈り鎌なども必要になります。
お花は仏花である菊か、故人の好きだった花などがお勧めです。 お供え物も故人の好物などを持っていきましょう。
院の中にお墓がある場合は、先に寺院の本堂にお参りをします。
ご住職がいらっしゃる場合はご挨拶も忘れないようにしましょう。
お墓についたら、まずお墓に手を合わせて到着のご挨拶をしてから、掃除を始めます。
草むしりやほうきで落ち葉やゴミを掃いて、お墓周辺をキレイにします。
墓石はキレイなタオルで、ご先祖様のお顔を拭くようなイメージで優しく拭き上げます。
香炉や花立ても忘れずにキレイにしましょう。
お墓の掃除が終わったら、花立てに水を入れお花を飾ります。
続いて、半紙や懐紙の上にお供え物を置き、お供えします。
ろうそくに火をつけ、そこから線香に火をつけます。
線香は香炉に立てるか、横に寝かせましょう。
お参りは故人と縁の深い人から順に行い、線香を濡らさないように柄杓でお墓に水をかけ、(お墓に水をかけない場合は省略します)墓石よりも体を低くしてお参りするのが、礼儀だといわれています。
お参りするときは、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えましょう。
後片付けも忘れずに、「来た時よりも美しく」を心がけます。
お供えした物は持ち帰り、いただきましょう。
日本には同食信仰という習慣があり、神様にお供えした食物には良い波動があると言われています。
封を切ってない缶ビールやジュースを置いて帰っている方をよく見かけますが、 お墓に置いておくと雨風で缶が錆び、墓石に錆びがつく原因にもなりますので、持ち帰る方が良いでしょう。
墓石には、水をかける意見とかけない意見が両方あります。
賛成派は、水をかけることで魂が清められるという意見、
反対派はご先祖様の頭の上から冷水を浴びせるという意見があるそうです。
双方ご先祖様のことを思っての意見なのでどちらも正解だとは思いますが、 友人やお知り合いのお墓へ行く時は、ご家族の意見に合わせましょう。
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