せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて、第12回となる今回は、「卒塔婆」についてのお話をさせていただこうかと思います。
卒塔婆とは、故人の追善供養のために立てられます。
追善供養とは、生きている人が故人に対して行う供養のことです。
「生きている人が行う善行が故人の善行にもなる。」という考え方です。
卒塔婆を立てる習慣の無い、浄土真宗以外の仏教では、卒塔婆を立てることが善行とされており、最も良い供養の仕方だとされています。
また、お墓は先祖代々を供養するものですが、卒塔婆は故人一人ひとりの供養のために立てられます。
卒塔婆の起源はサンスクリット語の「ストゥーバ」から来ています。
ストゥーバは、お釈迦様の遺骨を納めた塔のことです。これを基に供養塔と呼ばれる五輪塔が作られ、さらにそれを基に作られたのが卒塔婆です。
仏教では「地・水・火・風・空」の5つの要素が世界を構成していて、それによって人間も生かされていると考えられています。
卒塔婆のデザインには、この5つの要素が込められており、仏教観を表現しています。
卒塔婆に書かれているものは、宗派やお寺によって差がありますが、主に以下のことが書かれています。
戒名 没年月日 経文 梵字 施主名 供養年月日
卒塔婆は木製なので、時間の経過と共に腐食してしまいます。
古くなった卒塔婆を長期間放置しているとお墓が汚れる原因ともなります。
タイミングを見て適宜処分し、お盆や、お彼岸などの法要で新しいものと入れ替えることをお勧めします。
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