せいぶれいえんコラム

2021/01/19
第77回「冬のお墓参り」

 

こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回は冬のお墓参りについてお話していきたいと思います。

 

 

【雪の日のお墓参り】

 

雪の日のお墓参りは、特に足元に注意が必要です。
墓地は日当たりなどの都合で、傾斜地に段々に作られていることが多く、雨や雪など足元が滑りやすい日には、注意が必要になります。
また、お墓の足元にも御影石など汚れが付きにくい加工をした石材を使っている場合もあるので、足をとられやすいことがあります。

 

 

 

【雪による汚れ】

 

 

雪は大気中のチリなど汚れにを多く含んでいるため、雪が積もったあとは普段の雨よりも、屋外のものが汚れやすくなります。
せっかくの年はじめですので、降雪のあとは天候がいい日にお墓参りに出かけ、お墓のお掃除をするのはいかがでしょうか。

 

 

【造花などの乱れ】

 

お墓に生花をお供えし、長い間そのままにしておくと花が枯れてしまうため、その日のうちに仏花をおろすか、生花が禁止されている墓地もあるでしょう。
生花の代わりに造花をお供えし、季節ごとに入れ替えをする場合は、長い間、造花が飾られているかと思います。
夏の台風の時期だけでなく、冬から春先は強い風が吹く日も多く、雪の日などは積雪で、造花が花立から乱れてしまいがちです。
天候が荒れたあとはお墓のお手入れにも気を配りましょう。

 

 

【夕方の日の傾きにも注意】

 

冬の時期は日が落ちる時間早まります。
夕暮れ時は、逢魔時(おうまがとき)とも言い、文字の通り、昔は魔物に遭遇する時間と言われていたため、暗くなってからのお墓参りは避け、「お墓参りは日があるうちに済ます」という言い伝えがありました。
お寺の敷地にある墓地などは、日が暮れる頃になると門が閉められお墓参りが出来なくなってしまいます。
また、お墓は斜面にある場合も多く、転倒などの危険もあります。
通年を通して何時までといった考え方ではなく、冬の時期のお墓参りは日の高いうちに行うようにしましょう。

 

 

いかがでしたか。2021年も明け、新しい年を迎えました。
昨年から何かと大変な日々がまだまだ続いているかと思いますが、心に支えと安らぎを持って乗り越えていただければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。

 

 

 

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