せいぶれいえんコラム

2020/03/25
第67回「お墓のお手入れについて」

 

こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
さて今月は春のお彼岸でしたね。皆さまお墓参りには出かけられましたか。
これから少しずつ暖かくなりますが、春は菜種梅雨など雨が続くこともあるでしょう。
すると寒かった冬の時期よりも風や雨にさらされることも多く、お墓には汚れがつきやすくなります。
今回は、そうしたお墓のお手入れなどについてのお手軽な小技などをお話させていただきたいと思います。

 

 

【風で飛んでしまう造花】

 

最近では衛生面から食べ物のお供えものや生花が好まれない場所も増えてきました。
そのため、造花をあげられている方も多いのではないでしょうか。
長い期間、お墓に飾ることが出来る造花ですが、
次回お墓参りに来た時に、
風で飛ばされて散らかってしまっていた経験がある方もいらっしゃるかと思います。

造花が風で飛んでいくことを防ぐには

 

・造花を1本ずつ立てるのではなく、束ねてから立てるようにする
・造花の根本を折り返して花立にひっかける
・束ねた造花の下に簡単な重りをつけておく
・花立に水を入れておく

 

などのちょっとした工夫で防ぐことができます。
特に造花を立てておくと風を受けやすいため、強い風を受けて花立ごと飛ばされてしまこともあります。
造花には活けておくために水は必要はありませんが、

重しの代わりに水を入れておくことで花立が飛ぶことを防げます。

 

 

【お墓専用のお掃除グッズを探してみる】

 

 

お墓のお掃除グッズですが、みなさんは何をお使いですか。

お墓に使われている御影石などは、家庭用の強い洗剤や一般的な研磨剤の含まれるスポンジ、

毛足の固いブラシなどを使ってお掃除をしてしまうと

 

・洗剤により墓石が変色してしまう
・小傷がついてより汚れや苔がつきやすくなってしまう

 

などトラブルの元になることがあります。

 

お墓の掃除用として専用の洗剤、苔落とし、スポンジ、ブラシなどが売られていますので、
安心して使えるお掃除グッズを使う事で、手間を減らしながらお墓のお掃除を行うことができます。

 

 

【お掃除のプロに依頼する】

 

あまりにも長い期間お墓が汚れていた場合など、大掛かりな掃除が必要な場合は、
お墓の掃除やメンテナンスのプロに依頼、相談してみることも一つの手です。
墓石の性質などをしっかりと理解しているプロに依頼することで、
安全にお掃除を任せられるかと思います。
また、場合によっては、表面に汚れを付きにくくする処理を行えることもあります。
基本的には屋外に建てられているお墓ですので、
やはり石の風化など傷みや寿命もあり、汚れも付きやすくなっていく場合もあります。
あまりに個人で手に負えないと考える場合、
こうしたサービスを利用することを考えてみるのもいいかもしれません。

 

 

いかがでしたか。汚れの原因の一つとして大気中の塵や花粉の付着もあげられます。
花粉の時期が終わる頃、梅雨になりさらに汚れが固着してしまう前に
一度しっかりとお墓のお掃除をしてみるのもよいかもしれません。
それでは次回コラムも宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

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