せいぶれいえんコラム

2019/12/20
せいぶれいえんコラム 64回「数珠について」

 

こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
お葬式や年忌供養などの法事やお墓参りに持参されるものとしてまず思い浮かべるものの一つとして、

数珠があるかと思います。
今回は身近な仏具である数珠ついてお話します。

 

 

【数珠の持つ意味】

 

数珠は身近な仏具であるとともに、僧侶ではない私たちが持つことが出来る仏具であります。
数珠は元々、数を数える道具として紀元二世紀頃のインドで用いられていたそうです。
その後6世紀に中国から日本に仏教が伝来した際、仏教文化とともに伝えられました。
そうした中で数珠は念仏を数える道具として用いられました。
こうした利用の中から人間の煩悩を引き受けてくれるもの、

また魔除けやお守りのような意味を持つ仏具として扱われるようになりました。
私たちの煩悩を受けてくれるもの、念のこもったもの、という考えから、

数珠は他人から貸し借りをするものではなく、それぞれ個人個人で、自分だけのものを使うのがよいとされます。

 

 

 

【数珠の種類】

 

数珠には珠数と使用される素材の違いがあります。
珠数の違いで見ると、
・本式数珠
・略式数珠
があります。
本式数珠は煩悩の数といわれる108珠のものが基本となります。多いもので1080個もの珠数のものもあります。

こうした本式数珠は主にご住職が使用します。
略式数珠は本式数珠の半分の数である54珠、3分の1である36珠やそれ以外にも

42珠、27珠、21珠、14珠などでできているものもあります。
こうした珠の数は、百八煩悩、五十四位、四十二位、十八学人と九無学、

二十七聖賢、二十一位、観音十四無畏などの数に基づいています。

数珠で用いられている素材は様々です。
・木 … 柘植、檜、正梅、唐木、香木など
・天然石 … 推奨、瑠璃、ヒスイ、など
・珊瑚、象牙、マラカイトなど鉱石、ガラスなど
・プラスチック
などがあり、色についてもさまざまです。

しかしほとんどの宗派でこうした素材についての決まりはありません。
もちろん仏具でありますので、落ち着いた色のものであることが望ましいと思いますが、

そうした中でそれぞれに気に入った好みのものを選ぶとよいかと思います。

 

 

【珠の名称】

 

数珠を見てみると珠の位置などにより大きさのいくつかの大きさの違う珠で作られています。
本連数珠では
・主珠 … 一番数の多い珠
・親珠、母珠… 一回り大きな珠
・四天珠 … 主珠の間にある4つの少し小さい珠
・弟子球、副珠、浄名、つゆ … 房の部分にある球
があります。

略式数珠では
・主珠
・親珠
・菩薩(ぼさ) … 親珠と房の間にある管状の珠
・二天珠 … 少し小さい2つの珠
などでできています。

 

いかがでしたか。今回は数珠の意味や種類についてお話させていただきました。

数珠といえば、気になるものとして手のかけかたなどもあるかと思います。

こちらについてもまた次の機会にお話しさせていただければと思います。
それでは今年も西部霊苑コラムをご覧いただきありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。