せいぶれいえんコラム

2018/09/14
第29回「骨壺の話」

せいぶれいえんコラム 第29回「骨壺の話」

 
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
第29回となる今回は、「骨壺」についてお話させていただきます。
 

骨壺とは

 
骨壷とは、ご遺体を火葬したのちに遺骨を納める陶磁器などで作られた入れ物です。
サイズや素材、形状がいろいろあります。
手元供養の場合はサイズ、形状など、自由に選ぶこととができますが、一般的な永代供養の場合、サイズなどについていくつか気をつける点があります。
素材や柄については自由に選ぶことが出来ますので、故人の生前の好みなど考慮して柄などを選んであげることができます。
 

骨壺のサイズ

 
骨壷のサイズは一般的に通常2寸(7.6×6.3×6.3cm)~2.3寸、3寸、4寸~8寸までがあります。故人の体型によってサイズを選ぶことになりますが、通常体重5kgくらいの幼児ならば3寸ほど、30kg以上の大人であれば6寸もしくは7寸を選ぶのが一般的です。
また地域により遺骨の拾い方に違いがあるため骨壺の大きさが異なります。
東日本では遺骨全体を拾い骨壷に収める風習があるため大きめの7寸が選ばれますが、西日本は喉仏の骨からいくつか骨壷に収めれるだけを拾う風習があったため6寸のものが選ばれていました。

あわせて知っておきたいのが、永代供養、納骨堂に納める場合、場所によっては6寸までの骨壷までしか受け入れてもらえないことがあります。
しかし最近では、西日本でも7寸の骨壷を選び、遺骨をすべて拾う場合も多くなってきています。
そのため7寸の骨壺を受け入れている永代供養、納骨堂も増えて来ているようですので、事前に調べるとよいでしょう。
 

骨壷の形状

 
骨壷の形状については手元供養を考えていない場合、一般的な規定のもの以外を選ぶと都合が悪いこともありますので、注意しましょう。 形状の差としては外観の違い、胴と蓋の接する部分の違いがあります。
全体は円柱状で底付近が胴の幅のままの座りがいい形のものと、底付近の角に丸みのあるもの、そして全体的に丸みがあったり、細かいデザインが施されているもの、八角柱のものなどさまざまなデザインの骨壷があります。
また蓋の形状の差として、胴部分に受けの溝が作られていないものと、胴と蓋それぞれに溝がある切立型と呼ばれるのものがあります。
切立型は湿気がたまりにくいと言われています。
 

骨壷の素材や柄

 
素材としては白磁のもの、絵柄や染付けをされたさまざまな陶器のもの、大理石で出来ているものや最近ではガラスでできたものもあります。
また、お墓の納骨部に他のご先祖様の骨壷と一緒に納める場合を考え柄に特徴があるものを選んでおくと、のちの管理で区別がつきやすくなります。

骨壷は故人の遺骨を納める大切なものです。
故人を想いながら選ぶとよいのではないでしょうか。
 

雪景色

バックナンバー

アーカイブ

カテゴリ