せいぶれいえんコラム
こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
年末も近づき新しい年を迎えるための準備や自宅のお掃除、いろいろな手続きを考える頃になってきました。
年末年始には親戚の集まりなどで賑やかな時間を過ごされる方も多いかと思います。そしてその中でそうした繋がりを作ってくれたご先祖様への挨拶も行う機会になるかと思います。
お盆など暑さが残る時期は外でのお墓のお掃除が大変で気が付かなかったところも年末のお掃除では目につくようになることもあり、長年の汚れや傷みについて気が回る所もあるかと思います。
今回は「お墓のお掃除リフォーム」についてお話させていただこうと思います。
【お墓のツヤを戻す】
長い年月天日にさらされたり、お掃除の際についてしまった細かい傷などが重なっていくと建立当時は美しかったお墓の表面のツヤは少しずつ失われ、曇ったような見た目になっていることがあります。
こうした状態になると見た目の美しさだけではなく、この細かい傷に汚れがたまりやすくなります。
5年、10年、そして20年と経ち、このような曇りを感じた際には墓石の磨き直しを考えてみましょう。
こうした磨きは私たちでやることはなかなか大変でプロに依頼する必要があり費用もかかることもありますが、新しく建て直したような見た目を取り戻すことが出来、それまでよりも汚れも付きにくくその後のお掃除の手間も軽減されます。
【苔やしみ】
湿度がたまりやすい場所やお墓の区画のそばに林など自然が近い場所だと、お墓の装飾や土台などに緑の苔や白いしみ、黒ずみなどがついてしまっていることがあります。
御影石などお墓で使われる石は固く密度の高いもののように思えますが、それでも細孔という細かな隙間があり、この隙間に水分などが入り込みます。
そのため通常のやわらかい布やスポンジを使ったお掃除は問題ありませんが、苔などを取るために家庭用のカビ取りや強い洗剤を使ってしまうと細孔に薬品の成分が残ってしまい新たな汚れや石の色褪せの原因になってしまいます。
こうした薬品を使った大がかりなお掃除をしようと思われる場合はお墓専用として販売されている洗剤を選ぶようにするか、またはお墓掃除のプロに依頼するほうが安全でおすすめです。
【文字の金、赤色の入れ直し】
九州、特に長崎ではお墓に掘られた文字に金色を入れているところが多くみられます。また生前の建立者名の部分には赤色がいれられていたり、黒や白などの色を入れているものも見られます。
こうした文字の色はどうしても月日とともに落ちていきます。数年に一度気になったタイミングで石材店などに依頼をし色の入れ直しをされるとよいでしょう。
いかがでしたか。ご自宅のお掃除はもちろんご先祖様の眠るお墓も綺麗で気持ちいい状態で迎えていただきたいものです。
私たちの普段のお掃除ではどうしても取り切れない長年の積み重なった傷みなどは数年に一度石材のプロにお願いし、きれいな状態にしてもらうとよいと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。
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