せいぶれいえんコラム

2023/07/28
第107回「お盆の準備」

 

こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回はお盆の準備についてお話させていただこうと思います。

 

【お盆とは

お盆はご先祖様の霊が私たちの家に帰ってくるとされる行事です。
仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)という、旧暦の7月15日を中心としたその前後の7月13日から16日の4日間に行われ、餓鬼道ににおちた古代インドの修行者目連の母を供養したとされる話に由来しているとされます。
現在の日本では8月15日を中日に8月13日~16日の4日間に行われますが、明治6年に旧暦から現在の新暦(太陽暦)に暦の基準が変わったことにより、地域によってはお盆を行う時期に違いが生まれました。
・8月15日のお盆(月遅れ盆)
・7月15日のお盆
・年によって変わる地域(旧盆)
新暦での7月15日頃は農繁期であったため、時期をずらし8月15日に「月遅れ盆」として行う地域が多くあらわれましたが、東京などの大都市や東北の一部など、農繁期の影響が少ない地域では改暦後の新暦でも7月15日にお盆を行っています。
沖縄など一部地域では改暦後も旧暦の7月15日にお盆を行っており、その場新暦では毎年日付が変わるため、年によっては9月にお盆期間となる場合もあります。
またお盆に行われる風習や仏壇飾りも地域ごとにさまざまに特徴的なものがあり華やかに帰ってくるご先祖様を迎える様子が見られます。

 

【初盆(新盆)】

特に家族や近い親戚が亡くなった初めてのお盆は「初盆(新盆)」といい、大切な行事として扱われます。
初盆は故人が亡くなって四十九日以降に迎える初めてのお盆で、四十九日より前にお盆を迎える場合、次の年のお盆を初盆とします。
お盆には帰ってくるご先祖様の例をお迎えするために、お墓や自宅の軒先に迎え提灯を吊るします。

 

【お盆の準備】

お盆のお参りに実家や親戚の家を訪れる場合、香典や故人の好きだった果物などの品物を準備しますが、初盆ではお墓や自宅の軒先に吊るす迎え提灯をおくります。
納骨堂の利用や集まる親戚の数、提灯を飾る場所などの都合もあるため、盆提灯をおくる場合は事前に受け取る側の方と相談をしてから準備をするとよいかと思います。
集まる親戚の都合などを見て、提灯はお盆をとり行う側で準備することも多くなっています。

迎える側は仏壇に盆棚などのお盆飾りを整えます。

お盆の飾りは地域ごとでさまざまなものがあり、華やかな盆灯籠や精霊馬、笹だんごをお供えしたりします。
また地域ぐるみで盆踊りや迎え火・送り火、しょうろう流し(灯篭流し・精霊流し)、たなばたをお盆の風習のように行う地域もあります。

 

【お盆前のお墓の準備】

初盆ではお墓に迎え提灯を吊るすための提灯台(ポール)を立てるなどの準備を行います。
提灯台はおおよそ墓石の前に2段に提灯を飾れるような形で立てられます。

提灯台は木材で自分で組むか、またはお盆用の提灯ポールとして購入したものを利用することが出来ます。

お盆は親戚や家族が集まることが出来る大切な機会です。

梅雨を開けた後ですのでお墓の掃除もしっかりと行っておきたいところです。

お墓に生えた苔などは強くこすり過ぎて墓石を傷つけないように注意しましょう。

またお墓に洗剤などを使用する場合はお墓専用のものを使うようにしましょう。
石は水分や洗剤の成分が浸透しますので、専用でない一般のものを使用してしまうと変色するなど石を傷めてしまいます。
お墓の掃除では濡れた足元で滑らないように注意が必要です。
夏の暑い時期ですのでしっかりと熱中症対策するようにしていただければと思います。

それでは次回コラムもよろしくお願いします。