せいぶれいえんコラム

2018/09/14
せいぶれいえんコラム 第41回「お墓に水をかける作法」

せいぶれいえんコラム 第41回「お墓に水をかける作法」

 
こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。今回はお墓に水をかける作法お話します。
 

お墓に水をかける?かけない?

 
お墓参りの作法として、墓石にお水をかけてからお参りをするという方と、お水はかけないという方がいることをよく伺いますが、これについてはどちらが正しいという明確なものはないようです。
 

水をかける方の意見

 
墓石にお水をかけてお参りをするという意見では、かけ水がご先祖さまの飲み水になる、といった考え方からきています。これは六道の考えの中の『餓鬼道へ行った魂は水もなく飢えに苦しんでいるため、その苦しみを少しでも癒す』といったことが元になっているようです。
お墓参りの作法の中で似た話としては、コラムの37回でもお話させていただきましたが、お参りの際にあげるお線香が清めの意味とともにお参りをするご先祖様の食べ物になるという考え方もあります。
 

水をかけない方の意見

 
墓石に水をかけずにお参りをするという意見では、例えとして普通の人の場合でも頭からいきなり水をかけるのは失礼ではないかということで、墓石にも水をかけるのを控えるという考えが元になっっているようです。こうした考え方の場合、かけ水は墓石の横の方からそっと軽くかける、といった形でのみ行う場合もあるようです。
お墓の掃除をする場合でも、手尺などで上から水をかけて掃除をするのではなく、掃除用の布などに水を含ませ、軽くふくような形で掃除をされるようです。また、別の考え方として水をかけると墓石が痛むから、ということから水をかけない場合もあります。
 

思いを込めて行うことが大切

 
これらどちらの作法が正しいかについてはお寺の方に聞いてもどちらが正しい、としっかりとした答えを教えていただけることは少ないようです。みなさまもさまざまな考え方を元に、それぞれの家のしきたりそってお墓参りの作法を行われているかと思います。

いずれの作法の場合でも、ご先祖様の供養を考え、ひとつひとつの作法に思いを込めて行うことが大切です。受け継がれる作法とお墓参りの機会を通じてご先祖様、そして家族とのつながり、感謝の気持ちを改めて大切にしていただければと思います。
 

水仙